平等なことなんてひとつもなかった
どこにも平等はないのだ
いままでもこれからも
ああなんて平等なのだろうと腰を折りたたみ眠った
どこにも平等はないのだ
いままでもこれからも
ああなんて平等なのだろうと腰を折りたたみ眠った
目を開けた 夜だった
目を開けた 暗かった
目を開けた 冷たかった
目を捨てた 夜だった
口を開けた あくびした
口を開けた 笑った
口を開けた 泣いた
口を閉じた しんだ
くるしくて かなしくて
がまんして たのしくて
うるさい もぅねむりたい
ふかく ふかく
足をやすめよう
目をつむろう
口を閉じよう
ひとつの言葉を選ぼう
ずっとしたのほうにしまっておこう
夢にもうかんでこないくらいの
ずっとしたのほう
それだけたいせつにしよう
がまんして たのしくて
うるさい もぅねむりたい
ふかく ふかく
足をやすめよう
目をつむろう
口を閉じよう
ひとつの言葉を選ぼう
ずっとしたのほうにしまっておこう
夢にもうかんでこないくらいの
ずっとしたのほう
それだけたいせつにしよう