20121226
e・qui・lib・ri・um
ひとは生まれると
自らの生命を存続させるための本能で
均衡を保つことをはじめる
赤ちゃんは そだててもらわなくては
生きてゆけない
育て親が育児を その生命を放棄しないよう
命がけで 親との間の均衡を保つ
生きぬくために均衡を保つ
均衡を保ちながら泣き
均衡を保ちながら笑い
均衡を保ちながら成長する
かぞくとの均衡
たにんとの均衡
外界との均衡
自己の均衡
せかいの均衡
生命が続く限り しぬまで
均衡はつづくのデシタ
20120920
wˈɔːtə
平等なことなんてひとつもなかった
どこにも平等はないのだ
いままでもこれからも
ああなんて平等なのだろうと腰を折りたたみ眠った
どこにも平等はないのだ
いままでもこれからも
ああなんて平等なのだろうと腰を折りたたみ眠った
目を開けた 夜だった
目を開けた 暗かった
目を開けた 冷たかった
目を捨てた 夜だった
口を開けた あくびした
口を開けた 笑った
口を開けた 泣いた
口を閉じた しんだ
くるしくて かなしくて
がまんして たのしくて
うるさい もぅねむりたい
ふかく ふかく
足をやすめよう
目をつむろう
口を閉じよう
ひとつの言葉を選ぼう
ずっとしたのほうにしまっておこう
夢にもうかんでこないくらいの
ずっとしたのほう
それだけたいせつにしよう
がまんして たのしくて
うるさい もぅねむりたい
ふかく ふかく
足をやすめよう
目をつむろう
口を閉じよう
ひとつの言葉を選ぼう
ずっとしたのほうにしまっておこう
夢にもうかんでこないくらいの
ずっとしたのほう
それだけたいせつにしよう
20120823
20120815
20120729
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