20110725

あきらめきれぬ

地主金持ちはわがまま者で 役人なんぞは威張るもの
こんな浮世へ生まれてきたが 我が身の不運とあきらめる

お前この世へ何しに来たか 税や利息を払うため
こんな浮世へ生まれてきたが 我が身の不運とあきらめる

米は南京おかずはヒジキ 牛や馬でもあるまいし
朝から晩までこき使われて 死ぬよりましだとあきらめる

汗を搾られ油を取られ 血を吸い取られてその上に
放り出されて踏んづけられて これも不運とあきらめる

苦しかろうが 又辛かろうが 義務は尽くさにゃならぬもの
権利なんぞを欲しがることは 出来ぬものだとあきらめる

たとえ姑が鬼でも蛇でも 嫁は素直にせにゃならぬ
どうせ懲役するよなものと 何も言わずにあきらめる

借りたお金は催促されて 貸したお金は取れぬもの
どうせ浮世はこうしたものと わたしゃいつでもあきらめる

オラが一票でうかった議員 今じゃ汚職の代弁者
オラどうしよう困ったなぁ これも不運とあきらめる

長いものには巻かれてしまえ 泣く子と資本家にゃ勝たれない
貧乏は不運で 病気は不幸 時勢時節とあきらめる

あきらめなされよ あきらめなされ あきらめなさるが無事であろう
わたしゃ自由の動物だから あきらめきれぬとあきらめる


20110724

怪物

どちらともいえない
どちらともいえない
どちらともいえない
きみはみてみぬふりがだいすきだな

壁の向こうには素晴らしい世界があると、信じている?しんじている?

私たちの望むものは 私でありつづけることなのだ

20110722

matryoshka

ほんとうは思っていない言葉。
そういう言葉はしばしば使われている。しばしば使われているからには、なにか意味があるのだとおもう。
わたしは、思っていないことの言葉はもっていない。だから、ほんとうに思っていることを言う。
それでも、なにかつっかえがあると、うまく言えないときもある。
そういうときは、何年かかってもきちんと伝える。伝えれないと、それがまたつっかえになる。十九年前のつっかえも、十年前のつっかえも、八年前のつっかえも、五年前のつっかえも、たいせつにもっている。
つっかえは、悪夢になって泣くこともあるし、一生つっかえ続けることもあるのだ。
ほんとうに思っていないことでも、するすると言えるひとは、悪夢になって泣くことも、つっかえになることもないのだろうか。
ほんとうに思っていないことを、きちんと、するすると言えるのが大人なのかと考えたけれども、そういうわけでもないよな

20110710

( )

鯉がいる池に小石をなげたら、鯉は小石をたべた。それがおもしろくて、いくつか投げたり食べたりをくりかえした。それから、鯉のお腹が小石でいっぱいになってしまったらどうしよう、と悲しくなる。
悲しくなってかなしんだ。
さいきん(みっかまえから)すぐかなしくなる。と思っていた。ら、すぐうれしんで、すぐたのしんで、すぐよろこんでもいた。なんて健康なのだろうと、誇らしくなった。




20110707

note


ひとりでいると、境界線はあいまいになる。輪郭はやわらかくなる。身体とあたたかい夜の空気とふわふわのマットと。やわらかいもの同士くっついたり、寄り添そったりするよ。きっと一週間くらい誰ともはなさず誰とも逢わずにいたら、そのまま簡単に溶けてしまうのではないかと思う。
わからないを追いかけてきた。もうずっとまえから。幸運なことに、世界はわからないもので溢れている。だから、いつまでもどこまでも追いかけられるのである。果しないからいつも足りない。それでも、ひとつかふたつくらいわかるものがあるから、うれしい。
なにかを諦めることと、なにかを諦めないこと、どちらも同じくらい活力がいる。大切なことはどっちが偉いとか悪いとかそういうのはないってこと。
わたしは諦められない性分だから、諦めないだけ

20110701














人生には転換点がある。

これまでのじぶんの人生の方向を変えるような、べつのものにしてしまうような、点

再び生まれたようなきもちになる

点はひとやもの、出来事、あらゆるものがなり得る

じぶんもだれかの 点 となることだってある





点の数を数えた。

4つ。

いとおしいであふれた




かぞえてごらんよ