20110629

30Hz

身体から離れれば どこへでもゆける

空も飛べる。時間をこえる。物体をくぐりぬける。海のなかへ。地球をとびだして。しらないひとの中へだって入れる。どこまでもゆける


かたち無いもの、かたち在るもの
いつもそれにはそれの世界がある


考えるとき感じるとき思うとき見るとき触るとき聞くとき思うとき無いとき在るとき その世界へゆく



ゆけないと崩壊する



しらぬ間に身体から離れる 身体は置いてゆく


わたしを待つ身体がうれしくて、置いてけぼりの身体がかなしい





「あしのつけねから光が射す」
ということばを聞いた。
それからしばらくして、ほんとうにあしのつけねから光が射した。左のあしのつけね。
あまりに明るいからぎょっとして手で隠した。


空からおたまじゃくしが降ってきたら なるべく拾ってだいじに育てたいっておもう



20110617

いつもぶくぶくはみ出してばかりいる
いつになったら箱のなかへはいれるの
いちどくらいはいってみたい
そしたらしかくになれるかも

20110612

panta rei


万物は流転する



すべてのものは流れる。何ものも存続せず、同じままということはない。



流れる とまらない うごく かわりゆく


ちきゅうもうごく そしていつかは滅びる

輝く星もうごく そしていつかは消滅する

ロンズデーライトも鉄も石も木も水も土も砂もうごく そしていつかはいなくなる

細胞も血も骨もかみのけもうごく そしていつかはなくなる




そうして わたしはいつまでもわたしだけれど