20180915

180915

箱があって



すきもきらいもぜんぶそこに入れて



並べる



生きた分が減ると



死ぬ分が増える



奥に大きな真っ黒をみつけた



こんにちは
さようなら









20180810


♡の日


じぶんのために誰かを想う


じぶんのためにじぶんを想う


労うこと




20180723



生命が誕生することを科学的にとらえていたけれども


科学では説明できない段階にある


佐藤と田中、森と林のような存在である


体と心が、細胞と細胞がバラバラになりそうだ


根本には理解したいという探求心があるのだろう


しかし理解を越えたものがそこにはある


これが『存在する』という原始的なものなのかもしれない


しがみつくのはよそう


全てが無駄にかんじる


全てを記録することはできない


新しいものには『新種の』とつけたがるし


分からないものには『未知の』とつけたがる


なにが新で、なにが種で、なにが未で、なにが知なのか


モヤモヤするとかイライラするとかふわふわするとか言うのはやめ


説明するのはやめろ


孤独がよけいに目立つだけだ


『何か』にするな


囲うのはやめろ


色をつけるな


真ん中があると思うな


違うとわたしが叫ぶ

















20170513

20170304

17'2



持って帰ったらさっさと咲いた


つまんないチューリップ



















20170102

16171


12月29日で終わり

1月2日21時48分が始まり

終わりと始まりの間にたくさんの人間に出逢って世界は人間に溢れていていままでもこれからも人間が在ることを知る


ありがとうございました
これからもよろしくどうぞ




海がすきなことと同じくらい ひとり
























20161010

October October



東京から熱海までは同じにおいだった

泣きわめく子どもがいても、泣く子どもの口の中に煎餅を投げ込む親がいても
お稲荷さんやサンドイッチを食べて、漬け物のキュウリが固い、真っ白の髪の毛は美しい、この間毛染めをしたの、こんな天気で運動会は可愛そうとお喋りをしながら漬け物のキュウリと柿の種を交換するおばあさんがいても
東京バナナを土産に夏目友人帳を読みながら抹茶のチョコレートを食べる優秀な(清潔感故)隣人がいても
同じにおいだった
においが変わるのは熱海から
にんげんの、洋服や箪笥や髪の毛や風呂場や今夜の営みや去年の里帰りや寝間着や布団やバドミントン部の試合や三十年前に泣いたことや子どもの未来を杞憂する親の、にんげんの、においがした

空気はひとの中へ外へ入っては出て、入っては出て、入っては出て、におうんだ、すごく